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アジサイが良く育ち、豊かに花を咲かせるためには、施肥が必要です。その際には、いくつかの点に注意する必要があります。正しい方法をご紹介します。
適切な肥料が重要です
アジサイの植え付け場所を最初から間違えてしまった場合、施肥だけではあまり効果がありません。この見事な植物は、弱酸性から中程度の酸性の土壌でよく育ちます。植え付け前に、土壌の pH 値を確認してください。
- アジサイには、汎用肥料は使用しないでください。汎用肥料には通常、リンが多く含まれており、アジサイはリンを嫌います。したがって、アジサイに適した肥料は、リンを少なく、窒素を多く含むものです。
- アジサイ専用の肥料を使用するのが最適です。
- ただし、庭の植物ごとに個別の肥料を購入したくない場合は、アジサイ、ツツジ、ツバキ、シャクナゲ用の特別肥料という選択肢もあります。
- また、アジサイには有機肥料も適しています。これには、角粉、角屑、コーヒーかす、堆肥などが含まれます。
- さらに、有機肥料はより安価で、環境にも優しいという利点があります。
アジサイに肥料を与える時期
アジサイに肥料を与える場合、最も重要なのは、定期的に与えることです。
- 庭では、春にアジサイに肥料を与え、その後、初夏に再度肥料を与える必要があります。
- 鉢植えの植物は、3月から8月まで定期的に施肥します。この場合は、液体肥料の方が使いやすいでしょう。植物が満開になったら、施肥をやめてもかまいません。その時期になると、植物は栄養分をあまり必要としなくなるからです。
特別なケースである青いアジサイ
実際には、青いアジサイは存在しません。品種はすべて、白、ピンク、または赤です。青い色は、土壌を適切に処理することで生まれます。
- アジサイの花を青くするには、土壌の pH 値が 4.0~4.5、つまりかなり酸性である必要があります。
- しかし、酸性土壌だけでは不十分です。植物は青色化のためにアルミニウムも必要とします。市販のアジサイ用青色剤を購入することもできますが、大さじ 1~2 杯のカリウム明礬を植物の周囲に散布しても同様の効果があります。次の降雨で薬剤が浸透します。
