Gemini を無効化/オフにする:簡単な手順

by Michaela

Google Gemini は、すでに日常的なデバイスやサービスに定着していますが、AI 機能を利用したいとは限らない方もいらっしゃるでしょう。しかし、この機能は簡単に無効化することができます。

Gemini を無効化/オフにする:個人アカウントおよびビジネスアカウント向けの簡単な手順

Gemini の無効化には、使用状況に応じてさまざまな手順があります。以下の手順では、個人用デバイスと業務用環境の両方で AI を完全にオフにする方法を詳しく説明します。Google が公表していない背景情報も含まれています。

  • 個人活動データの削除: myactivity.google.com/product/geminiにアクセスし、三本線メニューから「アクティビティを管理」を選択して、すべてのデータを削除するか、特定の期間のデータのみを削除するかを選択してください。注意:削除後も、Google のバックアップシステムには最大 72 時間、操作履歴が残ります。「自動削除」オプションを使用し、期間を「無効」に設定して、永続的な保存を防止してください。
  • 企業アカウントを一括で停止する(管理者によるアプローチ): 管理者は Google 管理コンソールにログインし、アプリ → Google Workspace → 生成型 AI に移動して、Gemini のサービスステータスを「全員に対して無効」に設定します。同時に、Google Cloud Console で Gemini for Google Cloud API を無効にして、コードアシスタントや BigQuery 統合をブロックします。Colab ノートブックまたは Looker Studio の残留データを手動でクリーンアップして、コンプライアンスのギャップを埋めてください。
  • デバイス固有の落とし穴を回避する: Honor Magic7 Pro などの Android デバイスでは、[設定] → [アプリ] → [無効化] から Gemini アプリを削除してください。ロックされたシステムアプリの場合は、ADB ツールを使用した回避策が有効です。デバイスを USB で接続し、コマンドラインを開き、adb shell pm uninstall -k –user 0 com.google.android.gemini を使用して、ルートアクセスなしでアプリをアンインストールします。
  • クラウドサービスのクリーンアップ: Google Cloud プロジェクトでリンクされた API を確認し、BigQuery に保存されているモデルデータを削除してください。NetGuard などのアプリを使用して、 generativelanguage.googleapis.com への接続をブロックし、隠れたバックグラウンドのクエリも防止します。

    日常的に使用するアプリやシステムに隠された統合機能を認識する

    Gemini は、Gmail やメッセージなどのサービスで、多くの場合、気づかれることなく動作しています。以下の手順で、AI が明らかに動作していない場所でも、その存在を明らかにし、無効化することができます。

    • Gmail:AI ベースの機能を無効にする:  設定 → スマート機能 で、自動返信や分類など、Gemini ベースの提案機能をすべて無効にしてください。「コンテキストに応じた優先順位付け」などのサブ項目も、必ず手動で無効にしてください。そうしないと、AI がメールの内容をメタデータとして分析し続けます。
    • Google Messages:チャット履歴と AI フックを削除する: Gemini チャットを開き、プロフィール画像メニューから履歴全体を削除し、詳細設定で「AI 提案を有効にする」オプションを無効にしてください。一部のデバイスでは、AI のプッシュ通知を停止するために、さらに Carrier Services のキャッシュを消去する必要があります。
    • システム全体の設定を調整する: Android デバイスでは、開発者モードを使用して、 Google Play Services for AR などのバックグラウンドサービスを無効にしてください。これらのサービスは、Gemini モデルに部分的にアクセスします。Google アプリを使用している iOS ユーザーの場合:位置情報へのアクセスとマイクの権限を制限して、間接的な AI とのやり取りを最小限に抑えてください。
    • ブラウザ拡張機能を確認する: Grammarly や Loom など、Gemini API を使用している可能性のある Chrome アドオンを削除してください。代わりに、LanguageTool Desktop などのローカルで動作するツールを使用するか、Chrome フラグ (chrome://flags) で #block-paraview-kpm および #disable-gemini を有効にして、ブラウザの AI 要素を無効にしてください。
    • 一貫性が鍵です: 変更を行うたびに、影響を受けるサービスを再確認してください。Google は、設定をリセットする可能性のあるアップデートを展開しています。手順をチェックリストに記録し、後で機能を再度有効にしたい場合に備えてバックアップを作成してください。この設定により、Gemini がバックグラウンドで動作している場合でも、制御を維持することができます。

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