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Linux で RAM またはメモリに関する情報を取得するには、ターミナルコマンドを 1 つ実行するだけで十分です。そのコマンドと使用方法については、こちらをご覧ください。
Linux:RAM 情報を取得してメモリを確認する
簡単なターミナルコマンドで、メモリ(RAM)に関する多くの情報を得ることができます。表示が少しわかりにくいので、このガイドで説明します。
- Ctrl] + [Alt] + [T] キーを押してターミナルを開くか、プログラムのリストからターミナルを選択してください。
- 引用符なしで「top」コマンドを入力し、[Enter] キーを押して確定してください。
- 現在のプロセスのリストが表示され、搭載されている RAM に関するすべての情報がリアルタイムで表示されます。
- 「KiB Mem」には、メモリの合計サイズが表示されます。また、「used」および「free」には、現在使用されているメモリと空きメモリの容量が表示されます。
Linux で RAM をチェックするための重要なコマンド
Linux で RAM をチェックするための重要なコマンドは、次のとおりです。
- free -h は、キャッシュおよびスワップメモリを含む、使用済みメモリ、空きメモリ、および合計メモリの明確な概要を表示します。total は、利用可能な RAM の合計を意味します。used は現在使用中の RAM、free は未使用の RAM、shared は複数のプロセスで使用されているメモリを表します。buff/cache は、バッファとキャッシュが使用しているメモリを意味します。available は、新しいプロセスが使用できるメモリを表します。
- top は、RAM および CPU 使用率を含む、アクティブなプロセスの動的で、実行中かつ更新されたリストを表示します。M キーを押すと、メモリ使用量でソートすることができます。
- htop は、top を改良したもので、カラーでインタラクティブなユーザーインターフェースと、スクロールおよび検索機能を備えています。必要に応じて、追加インストールする必要があります ( sudo apt install htop)。
- cat /proc/meminfo は、さまざまなメモリタイプやシステムキャッシュなど、メモリに関する最も詳細な情報を表示します。
dmidecode およびスワップ情報による物理 RAM データ
Linux ユーザーは、dmidecode およびスワップ情報により、物理 RAM データを以下で確認できます。
- dmidecode –type 17(root 権限が必要)は、RAM に関する詳細なハードウェア情報(スロット数、モジュールあたりの容量、タイプ(DDR3、DDR4)、速度など)を表示します。
- スワップは、ハードディスク上の仮想スワップメモリです。メモリが不足すると、システムは RAM のデータをスワップに保存します。スワップのサイズと使用状況は、free または swapon -s でも確認できます。