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カレーハーブ:料理や薬草としての使用法
カレーハーブは古代から使用されています。多くの料理に特別な風味を与え、植物性の薬効があると言われています。この植物が、料理や健康のために、スパイスとしてどのように使用できるかを、この記事でご紹介いたします。
料理や調味料としてのカレーハーブの使用法
もともと南ヨーロッパおよび中央ヨーロッパが原産のカレーハーブ(Helichrysum italicum)には、多くの名前があります。イタリアのストローフラワー、イモータル、カレーの低木としても知られています。キク科に属するこの植物は、カレーのような香りと味がありますが、インドのカレーとはまったく関係がありません。それにもかかわらず、この植物はスパイスミックスに劣らず、あらゆる料理に彩りを添える存在です。
- カレーハーブの風味は、アジア料理や地中海料理に特に良く合います。特に、ご飯やパスタ料理は、カレーの香りでより一層引き立ちます。また、このスパイスは肉や魚にもよく合い、スープ、サラダ、自家製のハーブバターなどをより一層引き立てます。
- カレーハーブの葉は、料理の味付けや風味付けに特に適しています。葉は一年中収穫できますが、開花期が始まる前の夏に最も強い香りを放ちます。
- 葉は、食べる前に加熱する必要があります。ただし、加熱時間は短くしてください。加熱時間が長くなると苦味成分が生成され、香り高い風味が失われてしまいます。
- また、葉を調理前にみじん切りにすると苦味が生じます。そのため、 必ず茎ごと加熱することをお勧めします。その後、個々の葉を料理に混ぜても、その繊細なカレーの風味は失われません。一方、新芽は胃の不快感を引き起こす可能性があるため、食べるには適していません。
- カレーハーブの黄色い花は、食卓の装飾やサラダの色鮮やかなアクセントとしてだけでなく、食べることもできます。
- 料理には、生または乾燥したカレーの葉の両方が適しています。乾燥した状態では、このスパイスを過剰に使用すると苦味が出る場合があります。
植物療法としての使用
ローマ人やギリシャ人は、カレーハーブに治癒効果があると信じており、中世にも健康回復のために使用されていました。ヘビ咬傷のほか、尿路疾患の治療にも使用されていました。また、この植物は、女性の病気の緩和や、厄介な蛾の駆除にも使用されていました。
- 今日のカレーハーブの用途は、その成分に抗炎症作用、抗菌作用、そして創傷治癒作用があることから、非常に多岐にわたっています。さらに、痙攣を緩和する効果もあるため、リラックス効果にも貢献しています。症状に応じて、カレーハーブの使用方法や投与形態も異なります。
- 風邪や咳には、カレーハーブの乾燥した花から作ったお茶が効果的です。これは炎症を抑制し、抗菌作用があります。
- カレーハーブには、抗炎症作用、抗菌作用、リラックス効果のある貴重な精油と植物性二次代謝物質が含まれています。カレーハーブに含まれるオイルは、蒸留によって抽出することができます。このオイルはイモータルオイルとして知られ、打撲傷や捻挫に効果があります。
- かゆみ、張り、乾燥肌は、カレーハーブから作られた軟膏で治療することができます。日焼けも、この軟膏で緩和することができます。これは、植物に含まれるフラボノイド成分と、植物に含まれる精油によって達成されます。
- 伝統的に、カレーハーブは、鼓腸や胃の不快感の緩和にも使用されています。特に脂肪分の多い食事の場合、消化を助ける働きがあります。
